「北の街」(青森市タウン誌)2017年10月号 表紙


表紙あとがき

このところ天気はめちゃくちゃで、今年は夏でもホッカイロを持ち歩くような有様でしたが、
でもやはり、久々に厚手の長袖に腕を通したときの「秋よ、こんにちは」という感じは、妙に爽快で良いもんだなぁと思います。
いわし雲の空に拳を振り上げるような。
「これより、ここから季節を秋とする!」という、自分の中での変な決定権があります。
わたしは昔からこの時期が一番好きで、不思議なことに何かをスタートしたり、新たに抱負を持つということが、
正月でも新年度でもなく、紅葉の頃に重なることが多いです。
「長袖に腕通し」はわたしにとってピシッと襟を正すことと似ているのかな? 
ふとヨレヨレの袖に目を落とし、違うな!と突っ込みました。