「北の街」(青森市タウン誌)2016年 12月号 表紙


表紙あとがき

クリスマスの絵が描きたくて調べていたら、サンタクロースでおなじみのラップランドに住む「サーミ族」という少数民族に行き着きました。
彼らは可愛らしく華やかな民族衣装を身に纏っていますが、実際は劣等民族として過酷な差別を受け続けています。
(偶然にも「サーミ・ブラッド」というドキュメンタリー映画が今年日本公開されたそうです)
また、球体の飾りは昔、インド雑貨屋さんで買い集めたフェアトレードのものをそのまま描きました。
フェアトレードは発展途上国の立場の弱い労働者を救済するためのシステムです。
こうしたことを考えて描いていると、やはりアメリカが選んだ新しい代表者のことが頭をよぎります。世界はどうなっていくのか。