「北の街」(青森市タウン誌)2018年 8月号 表紙


表紙あとがき

彼女たちは、もしかしたら他人として生まれた方が幸いだったのかもしれない。
もし他人だったなら、唯一無二の友になれたかもしれない。最上のパートナーになれたかもしれない。
わたしたちは、残念なことに血が繋がっているからこそ、相手をおろそかにし、または過干渉し、後悔するということが度々起きます。
その後悔は一生残りますが、後悔のない方が珍しいのも確かでしょう。
さて、見送った大切な二人へ。わたし、それなりにやれた気がするのですが、どうでしょう。
できてなくても、まあ今世は許してやってください。
次はわたしとも、ぜひ他人として会ってもらえませんか。そしたらもっと、大切に出来るような。
願書、ここに、確かに記しました。