「北の街」(青森市タウン誌)2016年 6月号 表紙


表紙あとがき

絵を描くとき、いつもはテーマを決めてそれに関することを調べ、人物や象徴的な図象を描き込むのですが、たまにイメージが先行して降ってくることがあり、今回はそうでした。
「雨の時期のアンニュイな雰囲気」が一通りのテーマですが、描き上げたあとに「かたつむりはわかるけど、なぜ象や赤い糸なんて描いたのだ?」 と、
その意味を調べて、絵からの予想外のメッセージに驚いたりもします。
これはとても面白い現象です。

少女時代は雨の日に窓を開けっ放しにして、傘差す人やしっとりした風景を眺めるということをよくやっていました。
近頃は趣のある雨とは程遠く、危機感さえ抱くゲリラ豪雨が多いですね。運転中にはどうぞお気をつけ下さい。