「北の街」(青森市タウン誌)2016年 4月号 表紙


表紙あとがき

「季節がマントを脱ぎました。風と寒さと雨のマントを。そして、太陽の輝きと明るさと美しさを刺繍したマントを羽織りました」 
このシャルル・ドルレアンの詩の一節を、現代女性に置き換えたらどうなるだろう。マントはまずない。コートでもない。
そうだ、首巻きだろうか。重たい色のマフラーから、華やかで 軽い春色のスカーフへ。
首元から春を取り入れた彼女の心は、スケジュール帳を前にして空想でいっぱい。
旅行、ドライブ、懐かしい友との再会・・・どこへ行こう、何をしたい。
長い冬を越え、ふきのとうのように、ワクワクが次々と芽吹いてきます。
今回から表紙を担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。